MATSUMOTO KATSUHIRO BLOG

赤いステッカー

先日、博多の先輩ミュージシャンのお店「なべや」に、
なんとなーく、ふらっと、一人で行ってみた。

考えてみれば「なべや」に行くのは失礼ながら実に4~5年ぶり?

それでもオーナーのなべさんが、
いつもとかわらず接してくれるのが嬉しかった。

来店した時間が早かったのもあってか、その時点でお客は僕一人。
しばらくシッポリと呑んでいると、ひとり男性のお客さんが入ってきた。

キープボトルをだし、なべさんと親しげに話される男性客のさまを見て、
「あぁ、きっと常連のお客さんだよねぇ」なんて事を僕は考えながら、お店に流れるテレビを見ていた。

確かその日は3月の中旬すぎくらい。
その頃テレビで流されるのはどのチャンネルも地震と原発事故における臨時/中継ニュースばかりだった。

呑み屋はある意味で無礼講。
まったく知らない人でも隣同士に座ってれば何がしか会話ははずむ。

その男性客はSさんといって普段は普通にご自分でお仕事をなさってる方らしかった。

無礼講で話すと言っても、そこはやっぱりフィーリングというものはある訳で、
正直「合う/合わない」はある。世の中には本当に怪しい人も多いし 笑

でもSさんと、僕、なべさんとで話すその空間は至って自然体、
お酒も心地よく呑めて、そこに違和感はなかった。

主だっては、やはり今回起こった災事における色んな話が飛び交う。

前回の僕の日記にも書いたが、やはり誰しもの胸に、どうしようもない想いが込み上げているようだった。

そんななか、一枚の赤いステッカー僕の目に入った。

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このステッカーの詳しい内容はSさんのブログ「山瀬山小屋2号奮闘記!と野良生物記→http://yamagoya2.exblog.jp/」を閲覧してもらえればわかるとはおもうが、ようはSさんが発起人となって今回の震災におけるチャリティー活動をしているということ。

誤解を恐れずに言っておきたいが、このブログを見てる人にSさんの活動を、無造作に投げかけ、共感を得たくて、募金を募りたくて、ここに書くんじゃない。よ。

この日記は僕のオフィシャルであり、
僕が感じたままをリアルに表現する場所やけんね。

でも、なんか素直に伝わったし、感じたものがあったので、今日ここに紹介しました。

その数日後の旧唐津銀行でのライブにSさんが来てくれて、
僕のライブの模様を撮影してくれてました。

http://www.youtube.com/watch?v=j61DcVJqeuM&feature=player_embedded

やっぱりMCじゃ何を言ってるのか、何を伝えたいのかよくわからん事を言ってますが、少なからず歌にはちゃんと込めているようだったので一安心 笑

昨夜も大きな地震が起こったみたいで、
相変わらず余談を許さない状況が続いている。

そんな折、少しだけ懸念してしまうのは、今はそうでも、半年後もしくは1年後に世間が抱くかもしれない今回の出来事に対する想いや認識の「風化」。

もちろん常日頃、気にかけすぎて逆に体調を崩したりすれば、それは本末転倒だから違うんだけど、たとえば音楽で、たとえばこういったステッカーを目にする事で、自分の出来る範囲で向き合う、気づく、という事は必要なのかな、とも思ってしまいます。

僕としては今後も出来うる限り、
音楽という形で投げかけていければと思っています。

気が済むまで。

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by midatree | 2011-04-08 11:01 | Diary